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35話 危険な女

last update Tanggal publikasi: 2026-02-24 06:34:15

(は? 笑う場面では無い筈だけど?)

高嶺遼大のその態度を見て、私は確信する。高嶺遼大は佐伯燈と強力な協力関係を築いているのだ。今更私が取り入っても、取り込む事は難しいかもしれない。高嶺遼大は取り込む事よりも、警戒しないといけない相手かもしれない。

「まぁ、良いですよ。過ぎた事だ」

高嶺遼大は手でサッと私を払うような仕草をする。

完全なる拒絶

それを感じ取り、私は引く。これは今以上、近付いては危険だと察知する。高嶺遼大がお母様を見て言う。

「育ちが悪いどら息子は今や、医療界最高峰の研究機関の責任者っていうのが笑えますね」

お母様の顔が強張る。森崎家の中にこんなに確執があったなんて、知らなかった。しかも高嶺遼大はお母様とも対立している。私は燈にも、今は湊にも拒否されていて、お母様は高嶺遼大と対立している。これ以上対立してはマズイ。そう思っていたら、お母様が私の腕を引き、言う。

「こんなに失礼な男と一緒に居ると、くるみちゃんには悪影響だわ」

そう言って私はお母様に手を引かれ、その部屋を出る。

◇◇◇

「逃げられてしまったな」

父さんがそう言って笑う。

「大丈夫、愛沢くるみがこの程度で引く
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